2011/05/01

竹の子


この様なお品を誰が初めて口にしたのだろうか?と不思議に思う事があるかと思います。
人それぞれに多々あるでしょうが、その一つが『竹の子』でしょう。
見た目も手触りも固くて、どうにも美味しそうに見えません。
その上、食べるまでは手間がかかるのです。
土からほんの少し顔を出し始めたところで掘り起こし、先を切り落とし、糠で煮、そのまま冷ます。
そして水に晒し、皮を剥く。
また下茹でする。
こんな具合です。
でも、茹で上がりのまだ皮のついたままの『竹の子』の香りは、もう少し先の季節の『とうもろこし』にもよく似て、季節が変わって行く事に何だか心がはずみます。
●竹の子
九州の福岡県合間(おうま)の品です。
高級品となる一代産地です。
焼竹の子、若竹煮など「あー幸せだなぁ」と思うお味です。