2011/05/01

竹の子


この様なお品を誰が初めて口にしたのだろうか?と不思議に思う事があるかと思います。
人それぞれに多々あるでしょうが、その一つが『竹の子』でしょう。
見た目も手触りも固くて、どうにも美味しそうに見えません。
その上、食べるまでは手間がかかるのです。
土からほんの少し顔を出し始めたところで掘り起こし、先を切り落とし、糠で煮、そのまま冷ます。
そして水に晒し、皮を剥く。
また下茹でする。
こんな具合です。
でも、茹で上がりのまだ皮のついたままの『竹の子』の香りは、もう少し先の季節の『とうもろこし』にもよく似て、季節が変わって行く事に何だか心がはずみます。
●竹の子
九州の福岡県合間(おうま)の品です。
高級品となる一代産地です。
焼竹の子、若竹煮など「あー幸せだなぁ」と思うお味です。

2011/04/07

桜えび


『春』と言う言葉はとても心地好い響きがあるように思います。
言葉の意味合いで、「苦難を乗り越えて新しい明るい時を迎えられる」との際に用いられる『春』をこれほど望んだ時はなかったように思います。
このような時でも、いろいろなお品が桜色に染まる頃となりました。
●桜えび
駿河湾にて早朝漁が行われ、そのまま築地に運ばれてきます。
ちなみに、漁が行われる際の条件は、「駿河が晴天である」と言う事だそうです。
一面に桜えびを広げ、いちどきに乾燥させる為にお日様が必要だからです。
お店では、生の桜えびを大根おろしなどで召し上がって頂きます。
甘くて、ニコッと微笑みたくなるお味です。

2011/03/11

白魚


花粉情報が盛んに発表される時期になりました。
この時期、早春の味覚はたくさんありますが、小さいのに確実に春の訪れを思わせてくれる代表の一つかと思います。
●白魚
蒸しあげ、湯葉を帯のように巻き付けてあります。
この後、春野菜の焚き合わせに出汁を含ませて添えられます。
香りも良く、白魚の旨味が口一杯に広がります。

2011/02/24

花山葵


日毎に春らしくなっているような気がします。
地面で霜枯れていた草花も、よくよく眺めてみると青々とした葉に生まれ変わっ来ています。
●花山葵
(はなわさび)
2月から4月くらいしか市場に出回りません。
お造りなどに添えられる『わさび』は根ではなく茎なのですが、そこから地上に出ている葉が、この花山葵と呼ばれる部分です。
清々とした辛みがあり、噛むと気持ちもすっーと晴れるような春らしいお味です。
お浸しなどで召し上がって頂きます。

2011/02/09

やり烏賊


立春も過ぎ暦の上では春です。
但し旧暦ではもう少し先ですので、『早春賦』と言うところですね。
●やり烏賊
烏賊にもたくさんの種類がありますが、そのなかでも甘味、旨味、歯ごたえ、どれをとっても申し分のないお品です。
今朝、勝浦で上がったお品が届きました。

2011/02/03

節分


本日は節分です。
私どもの氏神様は、新橋『烏森神社』と言うところになります。
町内会のお世話役から毎年、鬼払いのお豆が配られます。
今夜の仕舞いの後、日付が変わる前に、お豆を撒きたいと思います。
例年の行事ですが、私共も毎年歳を重ねている分、大きな声で「鬼は外!福は内!」はちょっぴり気恥ずかしいものですが、やはり節目はきっちりと過ごしたいものです。

2011/01/20

蕪蒸し


本日は『大寒』
一年のなかで一番寒い時となりました。
こんな時期は、お腹の中から温め乗り超えたいと思います。
●甘鯛の蕪蒸し
甘鯛の上品な旨味と蕪の素直な甘さが、滋味深い味となり、寒い時期ならではのお品です。
冬の厳しさもへっちゃらになるかもしれません。

2011/01/18

牡蠣


かなり厳しい寒さが続いております。
各地での大雪のニュースは、作物の成長へかなり大きな影響を与え始めています。
築地の仲買さん達も品揃え・価格面がかなり厳しいと話しておられます。
でもやはりそんな中でも、旬のお品は美味しいですね。
●牡蠣(宮城産)の杉板焼き
杉板の上で火を入れ、杉の香りが牡蠣に移り、何とも言えない旨味に変わります。

2011/01/04

初春


あけましておめでとうございます。
真新しい一年が始まりました。
やはり清々しい心持ちとなれる晴れの日は良いものだと思います。
●『河豚刺し』
うま味とゼラチンが沢山含まれ、とても上品な甘さです。
『ふく』と表し、『福』と同じ意味合いをもたせます。
今年一年どうぞ宜しくお願いいたします。

2010/12/21

聖護院大根


冬本番です。
今年も残すところ後わずかとなりました。
冬の野菜も充実しており、中でも「京野菜」と呼ばれる品は一段と深い味わいとなっています。
●聖護院大根と巻き湯葉の焚き合わせ
聖護院大根・蕪は京都市左京区聖護院あたりで育ってる品です。
白くて丸くて、大根も蕪の様な形です。
とても愛らしいお野菜です。